ここはめけ助の場外乱闘場。

おかあさん

※当時のめけ助の心境イメージ

 

小6「かっか」→「かっしゃー」→「お母さん」

高1「お母さん」→「お母さん」


我が家に「ママ」なぞ居ない!



見てお気づきかと思いマスけど、小6はいかにもな
成長の仕方をしてます。

が、高1はいきなり「お母さん」スタート。


忘れもしない4歳の夏。


twitterでも何度か話してるのでご存じの方も多いかと思いますが、
高1はある発達系の障害を持っています。
言語系が弱いので「ママ」や「マンマ」なんて言葉も出ませんでした。
生まれてから4歳まで話せる言葉は「数字」のみ。
1から100まで数え、逆にカウントダウンするという荒業まで3歳で習得してたのにソレ以外会話不可能。
意思の疎通はひたすら数字。
ぶっちゃけ「この子とは一生会話も出来ない」という覚悟も持ってたし、実際言葉が出ても専門家に「会話は厳しい。覚悟して療育を」と言われてました。
(実際療育には長いことお世話になってました)

でも考えた結果普通の幼稚園に入れてもらったわけです。
しかも通常の2年保育の前年、3年保育で突っ込んだわけです。
今でもあの幼稚園には足向けて眠れないわけですが、そこで担当した先生が「この子は絶対話せる」とプロ根性で粘ってくれて、まずは「おかあさん」と呼ばせよう!と密かに努力してくれたわけです。


で、ある日普段通り4歳と大型スーパーへ。
それほどちょろちょろしない子なのに、その日はふと目を離したら居ない。
まあいつものお菓子コーナーだろうと棚をゆっくり移動して名前を呼んだら聞こえてきた

「おかあさーん」

もうね、ダッシュ。ダッシュで帰りましたよ。4歳が手に持ってたお菓子だけ買って。
そりゃーもうダッシュ。直帰。チョッキ。


で、家に帰って二人っきりでもう一度。


「これ誰?」と自分を指さすと

「おかあさん!」


うおおおおおおおおおおおおおっ(涙で世界が見えねぇ!)



そこからです。彼の言葉が広がったのは。


今では普通の子と変わらない(勿論色々な課題はあるけど)生活で、普通の学校に普通に受験して通っている高1ですが、そういうとてつもない成長をしたスペシャルな子なんです。


なので我が家では「お母さん」。


高1がそう呼ぶ限り、お母さんなんですよ。

2011-09-24 23:49:21